薄い畳もお任せください!

  • 投稿カテゴリー:畳のこと

お久しぶりになってしましましたが愛畳“い千葉ん″がモットーの鈴木畳店です。

近年は建築様式の変化によって畳の仕様も様々になりました。

主流は約6センチなんですが一番薄い仕様はなんと1.5センチ!

これが畳屋さん泣かせなんです。
通常の6センチですと、

この差!

薄い畳の何が大変かと言いますと。

薄いだけに畳床(芯材)の強度が弱くなりますので

畳表を引っ張って張り付ける際の加減がとても繊細。

弱いと畳表がピンと張れませんし、強すぎれば畳が反り返ってしまい台無しに。

余談ですが、その強度を増すために部材は特殊な材料を使用してますのでコストも割高。

そして厚みがないので仕上がり高さに余裕がないので見えない部分に通常では行わない

工程を追加したりして見えない手間がとても多くなります。

さらに薄い畳は納めさせていただく際のサイズ感も融通が効かないのでより繊細な採寸作業や

仕上がりサイズの精度も求められます。などなど他にもある普段より神経の使う作業が多かったり

仕上がり具合のリスクがあったり、経験値や技量の差がより見えてしまうために

作業を断る畳屋さんも。

当店では試行錯誤を重ねて今ではあらゆる種類の畳表を使用してのご依頼を承れるようになりました。

実際当店が畳屋さんから依頼を受けることもあります。

他店で断られたお客様や工務店さま、どうぞ諦めずに当店へご相談ください。

ほんの少し施工例を

こちらのお部屋に

ダイケン清流灰桜色を使用しましたヘリなし琉球畳です。

天然い草を使用しましたヘリなし琉球畳です。

薄い畳とは思えない仕上がりを心がけております。

制作中の写真ですが、熊本産の麻綿糸を使用しました市松柄表の薄い畳です。

地厚で作りづらい畳でも秘伝の技!?と手間暇惜しまない仕事でお役に立てればと考えております。